検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 25 件中 1件目~20件目を表示

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

Study on B$$_{4}$$C decoupler with burn-up reduction aiming at 1-MW pulsed neutron source

大井 元貴; 勅使河原 誠; 原田 正英; 池田 裕二郎

Journal of Nuclear Science and Technology, 56(7), p.573 - 579, 2019/07

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)

パルス中性子源において、減速材から放出される中性子パルスを細くして、エネルギー分解能を向上させるためにデカップラーと呼ばれる中性子吸収材が使用される。カドミウムとB$$_{4}$$Cはデカップラーとして広く使用されている。しかしながら、B$$_{4}$$Cは中性子吸収に伴うホウ素の燃焼とヘリウムガスの生成のために、MW級中性子源においては、その使用は困難であると考えられてきた。この問題を解決するために、B$$_{4}$$Cを別の中性子吸収材で挟むプレデカップラーの概念を導入し、B$$_{4}$$Cの中性子吸収の削減を目的として、簡易的なモデルを使用した計算により、プレデカップラーのB$$_{4}$$Cデカップラーの燃焼に対する影響について計算を行った。結果として、カドミウムプレデカップラーにより中性子強度の減少なしに、B$$_{4}$$Cの中性子吸収を60%削減する効果がみられた。また、プレデカップラーにより、B$$_{4}$$Cのガススウェリングは、三分の一に抑えられる。

論文

核物質の確実な検知システム及び検知・被疑物の安全解体のための内部構造・性状把握システムの必要性(提案)

瀬谷 道夫; 羽島 良一*; 呉田 昌俊

第37回核物質管理学会日本支部年次大会論文集(CD-ROM), 10 Pages, 2017/02

港湾で扱われる貨物コンテナは容積が大きく重量物も運べるため、核物質が隠されて持ち込まれる危険性が高い。核セキュリティを強化する上では、重遮へい物中の規制外核物質の確実な検知、及び、重遮へい物体の安全な解体により中から核物質を取出すことが不可欠である。このための対応として、(1)確実な核物質検知システムの導入、(2)検知物の正確な内部構造把握、及び(3)核物質性状把握(核兵器か否か、爆発物の混入等)が要求され、これらの情報を使うことにより検知物の安全な解体と核物質の取出しが可能となる。この発表では、(1)については、X線スキャン装置と単色$$gamma$$線利用NRFベース非破壊検知装置の組合せを提案する。後者の装置は重遮へい体に対しては、(2)及び(3)の機能も有している。また、取出された核物質部分に関する(2)及び(3)の機能を持つものとして、小型中性子線源(D-T中性子源)を用いるアクティブNDA装置を提案する。

論文

パルス中性子源水銀ターゲットにおける陽子ビーム励起圧力波による衝撃壊食; ピッティングはモンスターか!

二川 正敏

日本原子力学会誌, 47(8), p.530 - 535, 2005/08

J-PARCや米国SNSでは水銀ターゲットを用いたパルス中性子源実験施設の運転開始に向けた建設が大詰めを迎えている。中性子源として使用される液体水銀は固体金属容器に充填される。大強度の陽子線が液体水銀ターゲット中に入射するため、液体水銀内部では急激な発熱反応に伴う熱膨張により、圧力波が生じる。この圧力波は、液体水銀中を伝播し、水銀を封じ込めている固体金属容器に衝撃荷重を負荷する。圧力波により容器構造材料に負荷される荷重は、容器構造の健全性に影響する。そこには、数ミクロンの小さなピットの観察が端緒となったピッティングというモンスターが立ちはだかった。本報では、これまでに著者が実施してきた陽子線励起圧力波に起因する構造工学的課題に関する研究開発の一端を紹介する。

論文

中性子散乱入門,1

加倉井 和久; 遠藤 康夫

固体物理, 40(4), p.239 - 250, 2005/04

中性子を固体物性研究の微視的プローブとして紹介する。物質のミクロ構造を観察する手段として結晶による回折現象を解説する。そしてこの回折現象を利用した中性子散乱の微視的プローブとしての特徴を原子との核及び磁気相互作用、及び界面による屈折と反射等の基礎を説明することにより、明らかにする。中性子散乱研究のための強力な中性子源としてJRR-3Mと現在建設中のJ-PARCのパルス中性子源を紹介する。また歴史的観点からこのJ-PARCの原点である木村一治先生の東北大学・原子核理学研究施設の電子ライナックにおけるパルス中性子源を使った歴史的かつ先駆的な研究を紹介する。

論文

中性子スピンを利用したビーム制御法・分光法の開発

山崎 大; 海老澤 徹*

波紋, 15(1), p.51 - 54, 2005/01

原研で行っている中性子スピンの時間的制御に基づいたビーム制御法・分光法の開発について概説する。中性子スピンは電気的に制御が行えるため、他のシステムと同期を取ったさまざまな電気信号による時間的制御が可能である。本稿では、Drabkin型エネルギー・フィルターをパルス中性子分光器におけるエネルギー解析器として利用することを提案し、その方法を解説する。また、スピンフリップ・チョッパーの開発とS/N比を大きく向上させるための多段式チョッパーの原理及び実証実験について紹介する。

論文

1MW pulse spallation neutron source (JSNS) under the high intensity proton accelerator project

池田 裕二郎

Proceedings of ICANS-XVI, Volume 1, p.13 - 24, 2003/07

原研とKEKが共同で進めている大強度陽子加速器プロジェクト(J-PARC)の、物質・生命科学実験施設の中心施設となる1MWパルス核破砕中性子源施設(JSNS)の建設の現状,主要機器の設計,今後のスケジュール等概観する。

論文

Optimization of coupled and decoupled hydrogen moderators for a short-pulse spallation source

渡辺 昇; 原田 正英; 甲斐 哲也; 勅使河原 誠; 池田 裕二郎

Journal of Neutron Research, 11(1-2), p.13 - 23, 2003/03

現在考え得る最も効率の高い高性能モデレータは、大出力核破砕中性子源にあっては超臨界水素減速材を用いることにより達成されている。しかしその性能は水素のオルソ・パラ比,モデレータの寸法,反射体の材料,形状・寸法,その冷却水等のパラメータと複雑にかかわり、その最適化は非常にむづかしい。そのほかに、時間的に鋭いパルス特性を最小限の中性子強度の犠牲で得るためには、さらなる工夫が必要となる。筆者等は最近水素のオルソ・パラ比とモデレータ寸法を微妙に調節することにより、これまでに実現できなかったパルス特性(高いピーク中性子強度と鋭いパルス)を得ることに、コンピュータシミュレーションで成功した。そのことを主な話題として、種々関連するほかの重要なパラメータの最適化,そのようにして得られるパルス中性子をより効率よく中性子散乱研究に利用するための方法についても述べる。

論文

Neutronics of pulsed spallation neutron sources

渡辺 昇

Reports on Progress in Physics, 66(3), p.339 - 381, 2003/03

 被引用回数:48 パーセンタイル:64.78(Physics, Multidisciplinary)

核破砕パルス中性子源の中性子工学に関する最近の研究の進展について詳述したレビュー論文で、中性子散乱研究,中性子ビームを用いた基礎物理研究等に必要な中性子はどんなものか,それをどのように効率よく作ることができるか,技術的問題は何か、等々について、中性子散乱や中性子源の開発にたずさわる研究者のみならず、広く関連分野の研究者に理解してもらい、将来この種の中性子源の一層の高性能化を目指すことを目的としている。特に筆者らの研究を含むターゲット,モデレータ系の最近の進歩について広範囲に論証し、現在世界で進行しているMW級の核破砕中性子源で実現できると期待される中性子源の性能,パルス特性について、最近の研究成果をもとに予測している。その性能は中性子散乱研究に新たな研究分野を開くに足りるものである。

論文

放射光X線及び中性子回折によるガラスの構造

鈴谷 賢太郎

波紋, 13(1), p.51 - 55, 2003/01

第三世代放射光源SPring-8より得られる高強度の高エネルギー単色X線(E$$>$$30keV)を用いた回折実験と中性子回折との併用について、酸化物ガラスの構造研究を例に解説した。現在、SPring-8の高エネルギー単色X線の持つ短波長,高透過能から、回折実験によって、高い散乱ベクトルQ($$>$$300nm$$^{-1}$$)まで吸収補正などのデータ補正のほとんど必要ない精度の高い構造因子S(Q)を得ることが可能となっており、従来のパルス中性子回折に匹敵する量と質のデータがX線回折でも得られようになりつつある。基本的なネットワーク形成酸化物ガラスの中距離構造(ネットワーク構造)は、この高エネルギー単色X線回折とパルス中性子回折による高精度のS(Q)データに、逆モンテカルロ・シミュレーション(Reverse Monte Carlo Simulation = RMC)法を適用することによって、解析が可能になってきている。中距離構造は、ランダム系物質の物性を研究するうえで最も重要なファクターであり、今後、ランダム系物質の特異な物性は、高輝度放射光源,パルス中性子源を利用した回折,非弾性散乱実験,計算機シミュレーションとの併用によって、明らかにされると考えられる。

論文

Proposal for a chopper spectrometer with very high energy resolution

大山 研司*; 伊藤 晋一*; 大友 季哉*; 長壁 豊隆; 鈴木 淳市; 松田 雅昌; 桑原 慶太郎*; 新井 正敏*

Applied Physics A, 74(Suppl.1), p.S1598 - S1600, 2002/12

 被引用回数:2 パーセンタイル:11.51(Materials Science, Multidisciplinary)

パルス中性子源に設置されるチョッパー型非弾性散乱中性子分光器に対して、その分解能の計算をモンテカルロシミュレーションにより行った。その結果、大強度陽子加速器計画(原研-KEK統合計画)における非結合型液体水素中性子モデレーターにダブルフェルミチョッパーを組み合わせた場合、0.1%のエネルギー分解能を達成できることが明らかになった。

論文

中性子ラジオグラフィの沸騰流計測への応用

呉田 昌俊

KEK Proceedings 2001-9, p.35 - 39, 2001/04

当研究グループでは、中性子ラジオグラフィを熱流体計測技術として発展させ、既存の計測法では測定が困難であった沸騰流条件を計測できる技術を開発した。本パルス中性子ラジオグラフィ研究会では、当研究グループが開発した計測技術とその結果、そして高中性子束・パルス中性子ラジオグラフィの熱流体計測技術としての可能性を講演する。

論文

Innovative approach toward new generation sources

渡辺 昇

JAERI-Conf 2001-002, p.42 - 60, 2001/03

将来の中性子源は今計画されているものよりさらに強度が高く、遙かに安価に、大量に、より多くの施設で使い易いものでなけれでならない。これは世界の中性子コミュニティの切望であり、夢である。それを可能にするのが革新的中性子源であり、革新的アプローチである。これまでの中性子はなぜ高価か? 加速器が高価であることが最大の理由である。現在KEKの森らが開発中のFFAGシンクロトロンを用いて筆者の提案するようなパルス中性子源をつくれば、上記の夢が現実のものとなる可能性が極めて高い。本発表はパルス中性子源に最適な陽子エネルギー、パルス繰返し周波数、パルス幅等の再検討にはじまり、そのためのFFAGの仕様はどうあるべきか、どのようなモデレータがより有効か、中性子ビームをどのように取り出せばより有効か、このような加速器・中性子源の世界ネットワークの構築等について述べる。

報告書

核破砕中性子源工学概論

渡辺 昇

JAERI-Review 2000-031, 288 Pages, 2001/01

JAERI-Review-2000-031.pdf:16.17MB

筆者は、かつて日本原子力研究者(原研)中性子科学研究計画が目指していた5MW核破砕パルス中性子源(現在は原研-高エネルギー加速器研究機構が共同で進めている大強度陽子加速器統合計画の中の核破砕中性子源)の開発・設計研究のため、関係者に核破砕中性子源とは何かを理解してもらい、設計開発に必要な基礎的知識を習得してもらうことを目的として、1997年秋より1999年春にかけて計9回「ターゲット工学概論」と題して講義を行った。本稿は、より多くの方々の参考に供するため、その時用いた講義ノートをもとに若干の手直しを加えて、JAERI-Reviewとして出版するものである。

論文

Recent progress in design sutdy of Japanese spallation neutron source

渡辺 昇; 勅使河原 誠; 甲斐 哲也; 原田 正英; 坂田 英明*; 池田 裕二郎; 神永 雅紀; 日野 竜太郎; 大山 幸夫

Proceedings of 8th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-8) (CD-ROM), p.12 - 0, 2000/00

統合計画核破砕パルス中性子源の設計開発研究の最近の進展について、中性子工学研究を中心にターゲット開発の現状について述べる。中性子工学では、ターゲット・モデレータ・反射体系の概念設計の高度化を非常に広範囲な要素別に最適化研究を行い種々の新しいアイディアの提案とともに、世界最高性能の実現に向けて迫りつつある。このような高性能をターゲット工学の立場から可能とするため、熱流動、構造・材料にわたる広範囲な開発研究が進行中で、その問題点、開発シナリオ、最近の技術的データ、解析結果等について述べる。また計画の第一期にあっては陽子ビーム出力は1MWであるが第二期にあっては5MWに増力されることが本計画の重要な柱であり、そのためにはどのような陽子エネルギー、パルス繰り返し周波数を目指すべきかを判断するための基礎となるデータを蓄積中で、そのことについても報告する。

論文

A Conceptual design study of target-moderator-reflector system for JAERI 5MW spallation source

渡辺 昇*; 勅使河原 誠*; 高田 弘; 中島 宏; 大山 幸夫; 永尾 忠司*; 甲斐 哲也; 池田 裕二郎; 小迫 和明*

Proc. of 14th Meeting of the Int. Collaboration on Advanced Neutron Sources (ICANS-14), 2, p.728 - 742, 1998/00

原研中性子科学研究計画における5MW核破砕中性子源の概念設計について詳細に報告する。まず中性子源施設の基本コンセプトの検討にはじまり、新しいターゲット・モデレータ・反射体システムの提案、新しい高性能冷モデレータの開発、ターゲット材料の選択及び形状の最適化、ターゲット・モデレータ結合の最適化、中性子強度及びパルス特性の性能評価、欧米の競争相手の性能との比較等を行い、原研計画における中性子源が、世界最高の性能を出し得ることを示した。また技術的に最も困難と予想される冷モデレータについて核発熱空間分布を計算し、その実現へ向けての開発研究に必要な知見を得た。すなわち、核発熱密度が極めて高く、ホットスポットでは20W/cm$$^{3}$$にも達すること、これを緩和するため、冷中性子源用モデレータにあってはプレモデレータ付とすることにより約1/3に熱負荷が軽減できるなど、多くの知見をもたらした。

報告書

新しい荷電変換型リング入出射装置の検討メモ

鈴木 康夫*

JAERI-Research 97-040, 23 Pages, 1997/06

JAERI-Research-97-040.pdf:0.73MB

超伝導線形加速器によって加速されたH$$^{-}$$ビームを荷電変換し、陽子ビームとして蓄積リングに入射し出射するための新しい入出射方法を検討した。本稿はこれらの多くの検討結果を失敗例も含めてメモとし、将来の詳細検討のため残すことを目的としている。電子、イオン、光子を用いた多くの方法を検討した。この中から最も有望なものとして、ウイグラーの強磁場と高エネルギー粒子との相互作用によるローレンツ力の物の中で、プラズマ・イオンを衝突させる方法と、あるいはドップラーシフトした光子ビームの光励起による方法が入射装置として実現可能なものとして考えられている。

論文

プローブとして中性子を用いた金属管内気液二相流の可視化と計測,1; 高時間分解能中性子ラジオグラフィーとその限界時間分解能

三島 嘉一郎*; 日引 俊*; 藤根 成勲*; 米田 憲司*; 鶴野 晃; 松林 政仁; 傍島 眞

日本機械学会論文集,B, 61(591), p.161 - 168, 1995/11

金属管内の高速流動現象の可視化実験を3種類の時間分解能を有する中性子ラジオグラフィー技術を用いて行い、さらにそれぞれの技術について限界時間分解能を明らかにした。パルス中性子源を用いたフィルム法では、矩形管内における空気-水二相流の中性子ラジオグラフィーの瞬間画像の撮影に成功した。パルス中性子源及び定常中性子源を用いた中性子ラジオグラフィー高速度撮像法では、500フレーム/秒の撮影速度で円管内の沸騰水の二相流の可視化に、1000フレーム/秒の撮影速度で矩形管内の空気-水二相流の可視化にそれぞれ成功した。得られた画像は流動現象を観察するには十分であり、時間分解能の限界は使用したコンバータの感度及び蛍光の減衰特性並びに統計的な中性子の計測誤差に依存して分類することができた。

論文

Reduction of delayed gamma ray backgrounds for a pulsed neutron source

大久保 牧夫

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 253, p.43 - 46, 1986/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Instruments & Instrumentation)

日本原子力研究所リニアックの高分解能飛行時間スペクトロメータ用に、遅延ガンマ線の少ないパルス中性子源が開発された。このガンマ線は主に中性子源での水素による中性子捕獲に因る。中性子源減速体の冷却水に、ボロン・ナイトライドを添加することにより、このガンマ線を非常に低減することが出来た。

報告書

大きな負の反応度の測定に関する研究

溝尾 宣辰

JAERI-M 7753, 176 Pages, 1978/08

JAERI-M-7753.pdf:6.15MB

本論文は大きな負の反応度の測定を目的とし、従来の測定法に対して理論的補正を行う方法を確立し、その研究成果をまとめたものである。体系の未臨界度を静的反応度と規定し、検出器の実効的中性子検出効率の定義を導入して、測定値をもとに静的反応度を求めるための理論的補正法を、中性子源増倍法、中性子源引抜き法、制御棒落下法およびパルス中性子源法について示している。FCA VI-2 B2、およびVII-1集合体による実験的検証では、検出器位置に依存しない反応度が求められ、それらは中性子源増倍法と中性子源引抜き法とでよい一致をみており、最大体の模擬制御棒を含む-10%$$Delta$$k/kに達する未臨界体系でも十分な精度で求められた。さらに、補正法の信頼性を数値的に、また変分法を用いて解析的に検討した結果、群定数などの誤差による補正係数の誤差は、同じ群定数を用いて計算で求めた反応度に比べて、一般に相当小さなものにとどまることが判明し、動力炉への適用性は充分に有ると考えられる。

報告書

電子リニアックによる熱中性子散乱装置

本橋 治彦; 坂本 正誠

JAERI-M 7581, 31 Pages, 1978/03

JAERI-M-7581.pdf:1.34MB

固体及び液体による中性子回折の研究を行うために、パルス中性子源として原研リニアックを使用し、TOF型中性子分光器を設置した。ここでは装置の概要と特性について述べる。モデレータの工夫により、観測された中性子の波長範囲は0.4$AA~4AA$であり、時間分解能($$Delta$$t/t)=5$$times$$10$$^{-}$$$$^{3}$$の値を得ることに成功した。この値はNi多結晶体及びhiF単結晶の中性子回折図形から得た。

25 件中 1件目~20件目を表示